« 賢者の書 (喜多川泰著 ディスカバー・トゥエンティワン) | トップページ

2022年7月 9日 (土)

ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略 (廣瀬陽子著 講談社現代新書)

今回のウクライナ侵攻前に読んでいたのですが、アップできていませんでした。クリミア侵攻後に書かれたものでしたが、今でも十分参考になることが多く書かれていました。

『・・・ロシアと中国の関係は単純ではなく、「離婚なき便宜的結婚」と言うべきものである。米国の一極的支配に対抗し、「多極的世界」をめざすなど、国際 戦略では一致しているものの、地域における覇権をめぐっては対抗関係にあり、 また、両国間に信頼関係は存在しない。

・・・つまり、ロシアは平時には諸外国の政治に介入したり、影響力を行使し たりすることができず、選挙時や政権に対する抗議運動が起きた際に、力を発揮 できるというのである。 そして、そのような際に効果的なのが「ハイブリッド 戦争」であり、もはや、ロシアの対外行動、とりわけロシアが、戦略的意義が大きいと考えている国々に対する動きをとる際に、ハイブリッド戦争は不可欠な 要素となっているのである。

・・・ハイブリッド戦争とは、政治的目的を達成するために軍事的脅迫とそれ以外のさまざまな手段、つまり、正規戦・非正規戦が組み合わされた戦争の手法である。・・2014年4月26日 に、NATOの前安全保障アドバイザーであっ たオランダ少将フランク・ヴァン・カッペンが「プーチンはウクライナでハイブリッド戦争をおこなっている」と述べたことが契機となっている。

・・・近年のロシア外交は領土拡大をめざしておらず、相手国の精神的なダメージや同盟への打撃という目標に重心を置いている傾向が見て取れる

・・・ハイブリッド戦争は、第一に低コスト、第二に効果が大きい、第三に介入 に関して言い逃れができる、という多くのメリットを持っている。

・・・ロシアにおける「ハイブリッド戦争」はそれ自体が戦略というわけではなく、作戦であり、クリミア併合を経て、軍事コンセプトから「外交政策の理論に 準じるもの」に変容した・・ドクトリンとは、政治、外交、軍事などにおける基本原則を意味する。

・・・非線形戦争では、個々の地域や都市が一時的に同盟を組むが、戦闘中に同盟を解消して新しい相手と同盟を組む、といった様相を呈する。

・・・ロシアの軍事専門家やアナリストは、自国の戦略を説明する際に、「ハイブリッド戦争」という言葉を使いたがらない。・・ロシアの「 ハイブリッド戦争」 の最終目的は、ロシアと敵対する同盟の弱体化や解体、他方で、ロシアに連帯する同盟ないしそれに準ずるものを強化してゆくことだと言えよう。

・・・「探り」では以下のような行動が取られる。第一に、低強度の行動で、ライバル大国との戦争は注意深く回避される。・・第二に、現状変更国は、少ない リスクで大きな見返りを得られる行動として「 探り」をおこなうという。・・つまり、「 探り」の最終目的は、同盟国が(戦闘に)「巻き込まれる」恐怖と(大国から)「見捨てられる」恐怖という、いわゆる「同盟のジレンマ」を利用する ことによって、敵対国の同盟関係に揺さぶりをかけることなのである。

・・・政治技術者は、ある目的を達成するために、目的の地域に入り込み、さまざまな政治工作を行う。

・・・北コーカサス出身兵は、強いだけではなく、ロシアのなかで「命が軽い」存在なので、ハイブリッド戦争においてはかなり使われてきた。・・コサックとは、ロシア南部からウクライナにかけて、逃亡した農奴やさまざまな遊牧民をルーツに構成された軍事的共同体である。

・・・欧米諸国が軍事力の削減を進めていったが、その一方で域外介入への志向性も高まるという矛盾が生まれた。そして、その矛盾によって生まれた真空を埋めたのがPMCだったのである。・・非常に幅広い分野をカバーしながら、国家や民間の需要に答えつつ、軍事的な活動を総合的に支える役割を担っている。

・・・特に高額の費用がかかるのが、ロジスティクスや管理部門であるが、こうした分野を外部にアウトソーシングすることで、経費を大幅に削減しようとするニーズがPMCの誕生と成長につながったとされる。・・民間企業だからこそできるPMCのサービスのきめ細かさがある。

・・・軍隊も当初、専門家を育成しようとしたが、それにはあまりに費用と時間がかかるということで、兵器システムと技術者をともにアウトソーシングした方が手早く、費用も抑えられるという事になった。これもPMCを利用するメリットとなっている。・・軍隊や情報機関も優秀な民間企業や専門家に業務委託をしたほうが安上がりでかつ、最新かつハイレベルのサービスを期待できることととなる。ただし、政府と民間の癒着が生まれやすくなるというデメリットもあるということは忘れるべきではない。・・ロシアのPMCの戦闘員は戦地で死亡したとしても、ほとんどが遺族のもとに帰れないという。戦地で身元不明の遺体として埋葬されるケースがほとんどであるらしい。

・・・ロシア政府は、最初のころはPMCを都合よく利用してきたが、最近では、制御不能になっているPMCの活動も多いとされる。

・・・現状では、ロシアにおいてPMCは非合法事業にほかならず、実際、、スラブ軍団は違法にシリアで活動をおこなったとして、その代表が逮捕されている。

・・・クレムリンは、PMCをグレーゾーンに置きつづけながら、外交の有用なツールとして用いており、PMCが展開されている場所はロシアの外交の重要拠点となっていると見てよいだろう。とはいえ、モスクワの統制下に収まらなくなるケースが少ないのも事実のようである。

・・・プリコジンは、前述のようにプーチンや軍からの信頼もあり、ロシア版PMCの設立を任されたが、彼は当初、その役目を積極的に引き受けたわけでなく、その危険性やどれだけの儲けがあるのかについて、かなり真剣に悩んでいたという。

・・・シャープパワーとは、米国の「全米民主主義基金(NED)」が2017年12月に公表したリポートではじめてつかった造語であるが、テレビやSNSなど様々な方法で偽情報の流布をおこない、調略、恫喝、嫌がらせなどの手段を組み合わせて、自分たちに都合の良い方向に転向させる手段で得あり、主に、中国、ロシアがそれを近年多用しているという。そして、それは諸外国の政治への介入や妨害の際に効果的に用いられている。シャープパワーは、ソフトパワーの「悪質版」とでも考えるとイメージが湧きやすいだろう。

・・・ここで注目したいのが、最終目的である「編入」の前に、あえてクリミアがウクライナから独立宣言をし、ロシアが独立を承認したという体裁がとられたことだ。そうすれば、ロシアとクリミアが対等な主権国家として編入を決定したとして、ロシアが強硬にウクライナの領土を奪い取ったのではないと主張できるからだ

・・・サイバー攻撃はきわめて安価に行えるという特徴がある。

・・・2019年2月に、セキュリティ企業CrowdStrikeは、3万件以上に及ぶハッキング事件を分析した調査データを発表したが、ハッカーの1位に選ばれたのはロシアのハッカーだった。・・その能力は圧倒的に世界最速とされた。ちなみに2位は、北朝鮮のハッカーだとされたが、その、作業時間は平均2時間20分(ハッカー集団はスターダストチェリマ(APT38)で、ロシアと比して、8倍近い時間がかかっていた。

・・・最新のサイバー攻撃については中国から学んでいる部分も大きいと聞く(筆者が2018年9月にモスクワで専門家に聴取)。また、ロシアはサイバー攻撃に脆弱で、攻撃を受けた際に大きなダメージを受けやすい傾向があるという。

・・・このサイバー攻撃の心理的効果も極めて大きく、エストには国民の間に混乱、分裂、敵対心、恐怖、指導者に対する疑念を生み出した。そして、エストニア人は、この攻撃が、軍事衝突につながる可能性も恐れたという。

・・・このような実戦とサイバー攻撃を同時並行でおこなう戦闘はきわめて新しく効果的であり、21世紀型の戦争のかたちとして新たな類型を生み出したと言える。

・・・サイバー攻撃の特徴の一つである「秘匿性」を崩壊させたのである。このような反撃が日常化すれば、攻撃側に優位であったサイバースペースの秘匿性は崩壊するかもしれず、攻撃者も慎重にならざるを得なくなる。

・・・IRAでは、SんSに大量の投稿を行い、コメントを書くという仕事のために、約400人が雇われ、24時間態勢で働いていた。各人がそれぞれ何十個ものアカウントを持ち、事前に準備されたスクリプトに従って、ロシア語、英語、その他の言語でSNSにさまざまな情報を書き込みつづけたという。

・・・GURは①ハッキング、②コンプロマート(ある人物の信用を失墜させるための情報の暴露)、③オンライン・アクティブメジャー(インターネット空間における情報工作)、④サポート・クレムリンズ・キャンディデート(ロシアにとって望ましい候補に対する支持)、という4段階の戦略を連携しながら進めたのである。

・・・(中露の)同協定が生まれた背景には、中露に対する欧米諸国によるハッキングや監視のレベルや頻度が見過ごせないほどになったことがあったとされる。

・・・地政学はロシア人にとって基本的な思考原則の一つになっていると言えるだろう。・・ドゥーギンは多くの著作を出版しているが、最も有名なのが「地政学の基礎:ロシアの地政学的未来」である。・・ロシアにおいてさまざまな意思決定を行うために、政治家や外交官、軍人、警官はもとより、学者やアナリスト、起業家や投資家など多くの分野のエリートの必読書とされ、ソ連軍参謀本部大学校はじめ、多くのロシアの教育機関で教科書として使われてきた。

・・・ロシアをユーラシアの大国にするための構想は、かなり具体的である。モスクワ・ベルリン枢軸、モスクワ・テヘラン枢軸、モスクワ・東京枢軸という三つの主要枢軸を形成しつつ、米国の影響が排除され、「フィンランド化」された友好的な欧州地域との関係を強化するという考えがその基礎となる。

・・・日本については、北方領土(ドゥーギンの著作では、クーリル諸島と記載)を返還することで、対露友好ムードを醸成する一方、反米主義を煽り、日本の政治をロシアが操作するべきだと主張する。

・・・ドゥーギンは、徹底した反米姿勢をとる一方、トルコ、中国を封じ込めつつ、小国を取り込んだり、緩衝地帯に位置付けたりして、ロシアがユーラシア大陸における大国となるシナリオを描く。

・・・グランド・ストラテジーとは、外交の基本をなす大戦略である。

・・・プーチン時代のロシアは、米国による一極的世界に反発し、中国とタッグを組みつつ多極的世界を実現し、自らもその一極を担うことを国際政治における重要な基本戦略として追求してきた。中国はロシアにとって警戒すべき相手ではあるのだが、米国による一極的支配を崩すという最重要の目的のためには、中国は重要なパートナーになるのである。

・・・プーチン政権はグランド・ストラテジーを「勢力圏の維持」とし、ロシアの勢力圏、すなわち第一義的には(すでにEU、NATOに加盟済みのバルト三国を除く)旧ソ連諸国、そして第二義的には旧共産圏や北極圏を守るためならば、武力行使もいとわず、さまざまな手段を用いてきた。そいてそれら手段が集約されたのが、ウクライナ危機と言ってよいだろう。ウクライナ危機では、「ハイブリッド戦争」という概念が広く知られるようになり、また、「ハイブリッド戦争」にいかに対抗していくかがロシア周辺国の最大の課題となったのである。

・・・ロシアは自国領土内の極東やシベリアの開発を長年の課題としてきたが、クリミアを併合したことで、極東やシベリアに当てられていた予算のかなりの部分をクリミアに投入してなんとか面目を保ってきた状態だ(それでもなお、水問題など、クリミアに問題は山積している)。

・・・ロシアがめざしているのはソ連の再興ではなく、大国ロシアを再確立してゆくことだ。そして、旧ソ連地域を中心とした影響圏を確実に確保したうえで、多極的世界を構築し、その「一極」を確実に担い、あわよくば「一極」の重みを極限まで増して、国際的な影響力を増すことを目論んでいると言えるだろう。

・・・ロシアはグランド・ストラテジーに依拠して外交の重要性を考えており、特に重要なのは、ロシアにとって最も拳粉勢力でなければならない旧ソ連地域である。また、新しい勢力圏として、北極圏は近年、ロシアにとって重要地域として戦略的意義を高めている。加えて、ロシアが国際政治を展開するうえで明らかに重点を置いているのが、中東、中南米、そしてアフリカである。

・・・・北極圏を制すれば、米国はもとより欧州やカナダにも存在感を示せ、ひいては世界に対してもロシアの重要性を認識させることが可能なのである。

・・・ロシアの目標達成をけん引するとされてきた新たな原子力貨物船も現状では、失敗に終わっていると報じられており、ロシアの砕氷船計画にさらに暗い影を落とすことになった。

・・・ロシアの北極圏政策こそが、日本が奪還したい北方領土をロシアが返還できない理由の一つにもなっていると言える。ロシアにとって、北方領土は北極海航路の終点であり、また、ロシアが太平洋に出るための重要拠点なのである。・・特に、水深が深い国後水道(択捉島と国後島の間)は、潜水艦の展開ということを考えてもロシアが絶対に死守したいものでもある。

・・・アジア、特に日本、韓国に対しては、日米同盟、米韓同盟にくさびを打ち込みつつ、中露の関係の深さを米国、日韓に見せつけて米国にかかわる同盟にゆさぶりをかけようとしていると言える。

・・・意外と盲点となっているのが、ロシアの太平洋諸島への進出だ。米国の影響力が比較的及んでいないところにはロシアの影があることが多い。

・・・ロシアの中東への進出は、ソ連時代に培っていたものの喪失していた影響力を復活しようとするものである。

・・・ロシアは多数の重点領域を持ちながらも、また使えるリソースが少ない割には、外交戦略をかなり効率的に進めているように見える。

・・・最近のアフリカと言えば、中国の進出が顕著というイメージを持たれがちだ。だが、近年、ロシアのアフリカにおける動きが実に活発になっていることはあまり知られていない。・・一見関係が薄そうなアフリカにおいてもロシアがハイブリッド戦争を展開していることは、ロシアにとっては世界中のフィールドがハイブリッド戦争の対象になり得る場所であると同時に、ロシアが世界を地政学的視点でにらんでいることを示す良い事例となると言えるだろう。

・・・ロシアは特に2014年以降、アフリカへの接近を強化し、また、アフリカ諸国もロシアへの接近傾向を強めていった。

・・・アフリカには54か国が存在しているが、アフリカ諸国も一様ではなく、言語や文化の違いやかつてどの国の植民地であったかなどによって性格は異なる。そして、アフリカでの動きで、ロシアが主にコミットするのはかつてフランスかポルトガルの植民地だった国だと言われている。ロシアは、それらの国には依然として旧宗主国の影響力が及んでいると考えているというが、同時にそれらの国々を、アフリカを「チェス盤」と考えた際の脆弱なプレイヤーであり、浸透しやすいと考えてきた。アフリカにおけるロシア外交の主要な切り札の一つが、「安全保障の輸出」である。武器・兵器の輸出にとどまらず、反乱鎮圧及び対テロ対策のためのコンサルティングと訓練を提供し、アフリカの平和と安定に貢献するというわけである。

・・・アフリカ側も、近年までは欧米との外交関係に依存するほかなかったが、今では中国、さらにロシアがプレイヤーとして加わってきたために、外交の選択肢が増えたのは確かだ。

・・・アフリカ諸国は、2013年から17年の間に、ロシア全体の武器輸出ポートフォリオの13%を累積的に占めるようになり、ロシアによる武器輸出地域の兵力バランスにも影響が生じるようになった。

・・・「安全保障のジレンマ」とは、ロバート・ジャーヴィスが定式化概念であり、「国際関係において、各国が自国の安全保障を最大とするように行動した場合、仮に各国とも現在より権力を拡大する意思がなかったとしても、結果としては他国に対して対抗的な政策を選択することになるというパラドックス」を意味する。

・・・ロシアが関与する際に望ましいアフリカ国家の条件は、天然資源等に恵まれていること、政治的に不安定ないし非民主主義的体制を堅持しており、国際的に孤立していること、である。そのようなアフリカ諸国にとっても、ロシアは好ましい国家だ。・・ロシアと非民主的なアフリカ諸国は、双方に利害がいってしている極めて都合の良い関係なのである。他方ロシアはこのような協力をするうえで、四つの原則を前提としている。第一に、ソ連時代とは異なってコストと利益のバランスを保つことである。第二に、特に米国を想定しているが、より強力な競合相手との直接対決を回避することである。第三に、少なくとも表面的には(本心では中国のアフリカ進出を警戒し、けん制したいのだが)中国と共同歩調をとることである。第四に、ロシアの影響力を最大限に拡大できるように・・「戦う戦」を注意深く正確に選ぶという事である。ロシアの「安全保障の輸出」においては、大きく分けて、二つの手段が用いられる。一つは、ある国家の政権(ないし、地方の政権)に対する準軍事的支援であり、今一つは、情報提供ないし、「政治技術者」による「政治技術」の利用である。

・・・サハラ以南のアフリカで、ロシアが用いているスキームは、・・ロシアは秘密裏に国家の指導部と協定を締結し、秘密の軍事支援と引き換えに、対象国の天然資源を獲得するというスキームである。

・・・駐留フランス部隊の兵士たちが、現地少女に獣姦を強要した事件をはじめ、多数の性的虐待や搾取の疑惑があることも、フランスのアプローチが現地で不評であることの一因となっている。このように、国際社会やフランスが現地で信頼されない一方、ロシアへの信頼は増していく一方であるように見える。

・・・特に興味深いのは、政治テクノロジーを用いた心理的扇動や、選挙操作などによる政治介入である。実は、ロシアのアフリカへの関心は、軍事分野が筆頭に来るとはいえ、経済分野よりも政治分野の方が強いともいわれているのだ。ロシアはアフリカに対して政治介入を行うにあたり、五つの要素を最大限利用してきた。第一の要素は、アフリカ内の社会的緊張を刺激するということである。・・第二の要素は、アフリカと欧米の間の緊張に火をつけることである。・・第三の要素は、広報活動と現地政府に対する政治コンサルティング業務である。・・第四の要素が、教育や技術指導である。ロシアはアフリカの学生にとっては魅力的な学びの地であり、ほぼすべてのアフリカ諸国からの留学生がロシアで学んでいるという。・・第五の要素が、歴史と伝統的な関係である。ソ連時代に構築された関係を再アピールするのはいうまでもないが、それ以前の関係を引き合いに出すこともある。・・これらの非軍事的なアプローチは、軍事部門の協力と不可分で、それらを両立させるからこそ、ロシアは効率よく、実効的に進出できると考えられている。

・・・表面的には「同じ方向を向き、連携している」というポーズを取っている中国とも対抗しており、アフリカの「中国一辺倒になりたくない」という心情を巧みに利用して、ロシアのポジションをしっかり確保しているのだ。

・・・サイバー領域にレッド・ライン(超えてはいけない一線)を国際的な常識として設定することは、大規模な混乱を予防するためにも必要なプロセスであろう。

・・・エストニアが実践する「サイバー衛生」、すなわち、サイバー攻撃者に利するような習慣を変えて、個人が自分の身を守ることが、システム全体の防衛につながるという事が極めて有益であるという。

・・・相手に大きなダメージを瞬時に与えるのに有効な「インフラへのサイバー攻撃」ができる状況を準備しておくこともポイントになりそうだ。』

« 賢者の書 (喜多川泰著 ディスカバー・トゥエンティワン) | トップページ

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。