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2017年3月26日 (日)

群れない生き方 (桜井章一著 ソフトバンク文庫)

真剣勝負をしてきた人の話ですので、生きていくうえで、肝に銘じておきたいこと、ちょっとしたヒントなどが多く書かれていました。
『・・・自然界で群れを成す生き物にとって、群れから離れるということは”死”を意味するのだ。・・打算的な関係は決して長続きはしない。利害関係が崩れれば、その”群れ”は散り散りとなり、結局が一人ひとりがポツンと取り残されることになる。
・・・結局、仲間意識というものは、共感、共鳴から生まれるのであって、そういうものがなければ、いくら新しい情報をつかんでいようが、単なる独りよがりの、孤独の世界に入り込んでしまうことになる。
・・・勝ったからといって無傷なわけではない。負けた人には負けたなり、勝った人にも勝ったなりの痛みがあるのだ。・・ある頃から、自分が続けてきた戦いに違和感を覚えるようになった。勝利の後に感じていた「強敵を倒す喜び」は徐々に小さくなっていき、それよりも「敗者の孤独と悲しみ」に目が向くようになっていった。勝利を重ねれば重ねるほど「俺は何をやっているんだろう?」という気持ちが強くなった。
・・・自分から素直という匂いを発散していけば、自分も気持ちいいし、その匂いを嗅ぎつけていい仲間も集まってくる。当然、意味もなく群れることもなくなるだろう。裏表があるように、人にはひねくれている部分もあれば、素直な部分もある。そのひねくれている部分を取り外し、できるだけ素直な自分を表現していけば、少なくとも今よりずっと楽に生きていけるはずである。
・・・「他人に迷惑をかけるな」と言う人は、「生きることは、必ず何かに迷惑をかける」ということが解っていない。この世で生きている限り、人は誰かに必ず迷惑をかけている。・・大事なのは「自分はこれくらい迷惑をかけている」という加減を知っておくことである。・・「自分は熱くなりすぎていないか?冷たくなりすぎていないか?」と自分自身の”迷惑湯加減”を知り、それを調整していく。そのバランスが肝心なのだ。
・・・一体となるときの喜びは私ももちろん知っている。でも、個としてバラバラになることにも意味がある。全体を意識しすぎると、”個”の感覚が薄れ、現代人特有の”群れ”から外れる怖さだけが心を支配するようになる。・・一体感だけでもダメだし、”個”だけでもダメなのだ。
・・・子供と心理的な繋がりを持ちたいのであれば、そこに成長や進歩など求めるべきではない。大事なのは結果ではなく、”過程”なのだ。
・・・一匹狼はまわりから見ると勝手気ままに生きているように見えるかもしれない。だが、一匹狼として戦っていくにはすべての責任を自分で背負わなければならない。一匹狼として生きるには「何が起こっても自分の責任である」という覚悟が求められるのだ。
・・・私はそんな人が助けを求めてきたら、先述したように自力で這い出すための「きっかけ」という名のロープを投げてやる。もちろん、その種類は言葉だったり、態度だったり千差万別だ。ただ、あきらめずに根気よく投げ続ける。ロープを投げてもその人を引き上げるようなことはしない。泥沼から這い出せるかどうかは本人の力にかかっている。救世主などこの世にはいない。結局のところ、自分を救えるのは自分だけなのだ。
・・・一人一人に個性があるから、そこに「違い」が生まれる。違いがあればそこに文句や不満、怒りなどもでてくるだろう。でも、だからこそ人間関係は楽しい。私は”違いは面白さである”と解釈している。
・・・私が考える勝負どころは自分が劣勢にある時、ギリギリまで追い詰められた土壇場の時である。・・「自分がよくわからない」と言っている人は、土壇場を経験してみればいい。そうすれば本当の自分がどういうものなのか、よくわかるだろう。
・・・私の切り替え方は極めて単純である。私は自分の中に悪い感情を感じたら、それとは真逆の事をするようにしている。・・そうすることで悪い感情を打ち消すことはできなくても、その瞬間は忘れることができるし、それを続けることで悪い感情は徐々に薄まっていく。・・思いやりのないことをされたら、いつも以上に他人に思いやりを持って接するし、辛いこと、悲しいことがあったらまわりを明るくしようと努める。
・・・何か嫌なことをされても「自分にもそういう部分があるんじゃないか?」と常に自問自答を繰り返すことで人は成長していくのだ。・・結局のところ、自分以外の人間を変えることなど誰にもできやしない。であるならば、自分が変わっていくしかない。「なぜ自分だけ責められるのか?」その原因を探し、自分を改良していくのだ。
・・・時の流れは万人に共通ではない。だからこそ、その時間の感じ方、使い方が肝心になっていくる。・・私は道場生たちに「”準備・実行・後始末”をしっかり行うことですべてが回転し、間に合うようになっていく。それが人生の歩みにもつながっていくんだよ」と常日頃話している。・・日ごろ、作業があ遅れがちな人は「これは嫌だな」と思うことからさっさと片づけていく癖をつければいいのだ。嫌なものを先延ばしにするから、嫌なものは嫌なものとしていつまでのそこに存在することになり、「嫌だな」という思いも増幅していく。
・・・その場をしっかりと仕切れるリーダーさえいれば、いじりを笑いや楽しさに変えていくことができるし、攻撃された方もした方も最後に一緒になって笑うことすらできるのだ。
・・・粋な大人たちからは「やるときはやる」「自分は二の次」「すべての責任は自分にある」という覚悟が滲み出ていた。かつて粋な大人たちから感じた覚悟を、今の時代を生きる大人たちからはあまり感じない。粋な人が減ってしまったのは、自分本位でしか物事を考えない人が増えた結果なのかもしれない。
・・・人の心に温かい血を巡らせることができるのは、人と人とのふれあいだけである。そこに、孤独にならずに済む”群れない生き方”のヒントが隠されている。』

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