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2017年3月 5日 (日)

医学で合格る勉強法 (長井敏弘著 すばる舎)

勉強法ものですが、新たに知ることも多く記述されていました。

『現代の医学では、心や精神というのは、脳の神経細胞の働きによって生じている一種のエネルギーだ、という意見が優勢です。
・・・心や精神は確かに脳内で作られているけれども、脳内だけにとどまらず、エネルギーとして他人にまで影響を与える存在であると私は考えています。
・・・勉強に対するやる気を高める一つの方法が考えられます。それは、自分の取り組んでいる勉強法が、効果的なものなのだと強く信じ込むことです。自分がいま取り組んでいる勉強法が、成果に直結するものだと強く信じ込めば、それによって実際に脳内ホルモンが分泌され、結果として勉強意欲が高まることが期待できます。
・・・目標を自分の現在の実力より少し高いくらいに設定することです。目標を自分の現在の実力より少し高めに設定すると、「もう少し頑張ったらできるかも!」と威容を掻き立てられます。
・・・試験直前の1か月間と最初のころの6か月間には同じ価値があります。・・常に実力より少し上の目標を設定すれば、やる気も掻き立てられるし、油断も防げる!
・・・いつも「なぜ?」と思うようにすれば、勉強はつらくなくなるのです。
・・・激しい競争をしているとき、人間の脳内ではアドレナリンという闘争ホルモンが分泌されています。その後、脳内でこのアドレナリンが変化して、やる気の脳内ホルモンであるドーパミンが生成されます。・・なお、競争して勝とうが負けようが、アドレナリンが変化してドーパミンを生成しているので、脳内にやる気のホルモンが充満しており、勉強意欲が高まるのは変わりません。・・ライバルの存在はお互いの能力を高めあい、精神的にも強くさせます。・・一番よくないのは、一人で部屋にこもって勉強することです。
・・・夢は人に生きるエネルギーを与えます。・・そんな強制収容所にあって、彼はどんな人が生き残るのかを分析しました。最後まで生き残ったのは、体力のあった人でもなく、ナチスに媚びた人でもなく、収容所を生きて出られた後の「夢」を持っていた人たちでした。人間を希望を失って夢をあきらめたとき、「生のエネルギー」が急速に失われます。しかし、希望を失わずに夢をあきらめなければ、夢はずっと人間にエネルギーを与え続けてくれます。
・・・いまだに多くの人が行っている「書いて覚える」暗記法は、脳の記憶の仕組みを考えるととても非効率的な方法です。・・残念ながら、手に知識を刻み込むことはできないのです。・・人間の脳は情報を神経シナプスの興奮・抑制のパターンとして記憶します。
・・・感覚神経を使えば使うほど、よりリアルに記憶として印象に残るので、理論的には実際に体験しながら暗記をするのがもっとも効率がよくなるでしょう。
・・・すべての情報をつなげることなので、論理的なイメージを想定する必要はありません。また、普通のありふれたイメージを想定すると印象に残りにくいので、普通ではありえないような予想を超えた想定外で強烈なイメージを想定して、連想していくことがポイントです。
・・・右脳で覚えたほうが、記憶は強く固定される。テキストを丸ごと画像的に覚えこめば、試験にテキストを持ち込める!?
・・・暗記をしようとする際には、できるだけ自室を飛び出し、外に出て日常とは違う環境の中で暗記するように心がけましょう。
・・・記憶は睡眠中に整理され、より強く固定化されるという基本的な脳の働きを理解していれば、十分な睡眠をとらずに勉強することの愚かさがすぐにわかるでしょう。・・睡眠中、脳はその日にあった出来事をビデオの早回しのように再生し、大切なことを記憶として残していきます。この際、記憶の残片が夢として現れるという説があります。・・寝る少し前にその日の学習内容を復習し、朝起きてもう一度復習する。これが、本番の試験まで記憶を脳にとどめておくには一番いい方法なのです。
・・・普段から覚えるだけでなく、覚えた知識をアウトプットする練習もしておかなければならないのです。
・・・何か、反復学習を楽しくこなせるような、いい方法が必要でしょう。そこで私が提案しているのが、「実践的反復学習法」です。これは、「基礎を身に付けてから実践に移す」のではなく、「実践を通して基礎を身に付ける」手法です。たとえば、英単語を覚えた後に英文を読むのではなく、英文を読みながら必要な英単語を覚える。
・・・何も見ないで試験形式で解くのではなく、そばに参考書や問題を解くための資料を置いて、これらを調べながら解いていきます。その際、基本事項や重要事項をチェックすると同時に、しっかりと内容を覚えるように意識しなくてはなりません。・・難しい入学試験問題や資格試験をいきなり解こうと思っても、なかなか解けるものではありません。この問題を解決するには、過去の試験で何度も出題されている頻出問題や典型問題の解答パターンを、短時間で解けるように反復学習して覚えてしまい、いつでも取り出せるようにすればいいのです。
・・・一通りすべての頻出・典型問題をやり終えるまで、かなりの時間を要したことと思いますが、この時点では残念ながらまだ力はついていません。自分ができない問題を発見しただけです。2回目からが本当の勉強です。1回目でB,Cとしるしをつけた問題に再トライします。Aと印をつけた問題は、もうできたのだから解く必要はありません。・・あくまで反復学習であり、じっくりと考える思考の訓練ではないので、ある程度考えてみてわからなければ、すぐに解答を見てもかまいません。
・・・脳の神経回路がコンピュータの電気回路と決定的に違っているのは、脳では複数の神経細胞から伸びた神経線維の先が途切れており、繋がっていない点です。その接合部を「シナプス」と呼びます。このシナプスと呼ばれる部分では、神経細胞から送られてきた電気刺激により、化学物質(神経伝達物質)がシナプスの間隙に放出され、次の神経細胞にあるレセプター(受け皿のようなもの)にその化学物質が結合し、情報がつたわっていきます。これら一連の情報のやりとりが「思考」ということになります。・・筋肉を鍛えれば鍛えるほど、筋繊維が肥大して増殖し、筋肉が太くなるのと同様、脳のシナプスの数も思考により増殖することがわかっています。
・・・応用問題や実践的な問題にはこれといった解答パターンがない。じっくりと考える経験を重ね、思考力を鍛えよう!
・・・議論やディベートでは、脳の神経回路をフル活用するだけでなく、自分だけでは気づかなかった他人の視点からの意見・情報も脳に取り入れられます。すると、シナプスの校風と抑制は活性化され、脳内の神経ネットワークのさらなる増殖につながります。ひとりで勉強する場合にはありえないくらい、効率的な思考力アップをもたらしてくれるのです。・・認知症にならないための一番の予防策は「人と話すこと」なのです。
・・・「思考付け週間」には注意点もあります。それは、この方法は試験本番の最低でも数か月前には終わらしておくべきであって、試験の直前には決して行ってはならない、ということです。
・・・欧米の授業では生徒同士の議論、あるいはディベートが重視されており、教師が話すのは授業時間の3割程度であるケースが一般的です。・・教師は課題を出して、授業の進行役をするだけの存在であり、授業の主役は生徒・学生たちなのです。
・・・「本を読む」が10%、「映像を視聴する」が20%、「実演を視聴する」が30%と続きます。実際、コンサートでも映像よりはライブのほうが印象に残ります。さらに、グループ討論をする」が50%、「自ら体験する」が75%。そして、「ほかの人に教える」が90%と、もっとも学習定着率が高くなっています。
・・・勉強も同じで、ある教科をますたーするには全体をさらりと流し、その後、各部分を順にものにしていくべきなのです。
・・・テキストあるいは問題集をマスターするとは、結局のところ、わかるところを見つけて削除していく、ということです。
・・・頭を使う勉強と体を使う運動を交互に行うことが、より効率的に集中力を維持するポイントです。・・勉強と勉強の間に、少しベッドで横になるとか、音楽を聴くなどといった静的なものを挟むのはやめたほうがいいでしょう。その間に脳が本格的なリラックス状態に入ってしまい、再び勉強をする気力がわいてこなくなってしまうからです。また、パソコンでネット情報を見たり、ゲームなどの娯楽を始めてしまうと、逆に集中しすぎてしまし、脳を休めることができません。・・長時間、集中力を保つには、何か体を動かす行為を、勉強と勉強の間に挟むのがベストでしょう。
・・・勉強に集中するためには、ダラダラ勉強するのではなく、次から次へと間髪入れず、水が流れるがごとくに脳をフル回転すればいいのです。
・・・プレパフォーマンス・ルーティンは、スポーツ医学に基づいた、集中力を高めてパフォーマンスを向上させるための科学的な方法なのです。・・ルーティンをすると、緊張感が減って心が平穏な状態になるのではなく、ルーティンによって緊張感がより強くなり、いい意味で張り詰めた状態になっているのです。
・・・ある禅寺の住職が言いました。「悩んでいる人に、座禅により何も考えないようにさせることは難しいが、寺の庭掃除をさせることは簡単だ」と。頭の中の雑念を自分の力でなくすことは難しいが、寺の落ち葉を掃除しているうちにそれに夢中になって、気づいたら無心に掃除していた、ということなのです。
・・・「元気を出せば何とかなる!」とうのは、「内→外」の発想であり、意識して元気を出せるものではありません。むしろ、「外→内」の発想によって、「何かをすることで元気を出す」ことのほうがずっと簡単なのです。
・・・一週間に一日は休息日を設けてください。ただし、まったく勉強しない日があってはなりません。休息日といえ、三時間程度は脳を刺激する必要があります。
・・・うつ病になる原因で一番多いのが、「誰にも自分のつらさを話さない」ことです。
・・・仕事が休みになる休日には勉強時間が8時間を超えても全く問題ありません。時間の許す限り勉強に集中してください。催眠時間が足りないとき、休日にまとめて「寝だめ」するのと同じように、休日に不足分をまとめて「勉強だめ」するのです。
・・・もし一日中勉強できる時間があったとしても、1時間半~2時間をメドに一度休憩を入れてください。7時間連続で勉強する場合と、30分の休みを挟んで2時間の勉強を3回、計6時間する場合を比べると、後者のほうがはるかに効果的であることがわかっています。
・・・いわば勉強のためのドーピング剤のような役割をするオレキシン。この脳内ホルモンは、いったいどうすれば分泌されるのでしょうか?これまでの研究では、主に次の3つの状況で分泌されることがわかっています。①毎朝、同じ時間に目覚めたとき ②気持ちが高ぶって興奮したとき ③空腹になったとき ・・食後に眠くなる理由は、満腹になることでオレキシンの分泌が減少し、覚醒中枢が抑制されて、睡眠中枢が優位になっているためなのです。
・・・実は運動することで、脳で「セロトニン」というホルモンが分泌され、これが脳の疲れ、すなわち精神疲労をとるのです。
・・・成長ホルモン分泌の三番目の方法は、間食を控えることです。満腹になり、血糖値が低くなると、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖が欠乏するので、低血糖を解消しようと成長ホルモンが多く分泌されるのです。
・・・赤ちゃんが眠りかけたときに手足がジワーっと温かくなってくるのは、毛細血管が拡張して体内の熱を外に出しているためで、睡眠中は体温を下げ、脳のオーバーヒートを防いでいるのです。
・・・授業中や仕事中、そして電車内などで起こる「居眠り」は、脳まで休むノンレム睡眠です。居眠りは、実は深い眠りだったんですね。
・・・普段から次にあげる5つのことをすれば、遺伝的に免疫力が弱い人でも、もともと免疫力が強い人以上に、免疫力を高くすることも可能となるのだそうです。・・まずはダラダラと食べる間食をやめ、朝・昼・夕の三食それぞれをある程度おなかが空いた空腹状態で食べるというメリハリのある食生活がベストなのです。・・さらには、1週間~1か月に1回程度、24時間のプチ断食を試してみると、免疫力をぐっと高めることができます。・・私の場合は月に一日だけ固形の食べ物は口にせず、飲み物だけで済ませる方法をとっています。・・免疫力は朝にもっとも高くなり、夜になると低下します。・・そこでおすすめしたいのが、朝起きたらすぐに風呂に入って、体を温めることです。免疫力が一日のうちで一番高くなっている朝に体を温めることで、免疫力がさらにアップすることが期待できるからです。・・毎朝、こうした働きのあるヨーグルトを飲む、あるいは食べる、これも免疫力を高める方法の一つでしょう。・・運動は免疫力を高め、精神疲労を回復し、意欲や集中力も高めます。・・何事もプラス思考すること。実は、これが免疫力を高めるのに最も効果があるそうです。
・・・朝に起床してからおよそ16時間後に睡眠物質が出てきて眠くなる
・・・3年目は考え方を180度変え、「自分に鞭打つのではなく、勉強を通して己を磨こう。たとえ不合格でも、人間的にはかなり成長するのだ。よし、勉強を楽しもう!」というプラス思考で勉強生活を送ったのです。』

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