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2015年5月 5日 (火)

「寝る前の30分」が自分を変える (和田秀樹著 波乗社)

『かりに眠気を我慢して、勉強や仕事を続けたとしましょう。「眠くてもやらなくちゃいけない」という気持ちで、頑張ったとします。でも、それほど効率は上がっていません。勉強なら頭に入っていないし、仕事ならあまり出来がいいとはいえません。・・朝の30分は夜の2時間位匹敵するというのが私の実感になります。
でももう一つ、集中できない理由があります。それは、「夜はまだ長い」と思ってしまうことです。・・たっぷりの時間が残されていると思えば、どうしても気持ちが散漫になってしまうのです。
それよりむしろ、家に帰って寝るまでが誘惑の時間なら、その時間をなるべく短く終わらせてしまうことです。
つまり番組録画は、時間を有効活用するだけでなく、見たいものだけをゆっくり見るという意味でも大いに効果ありなのです。
どういう仕事であれ、手ごたえのある一日、やるだけのことはやったと思える一日の最後には、自分をいたわる気持ちとほめてやりたい気持ちが生まれてきます。すると、夜の時間を大切にしたくなるのです。
身のまわりを整える人は、一日の区切りをきちんとつけることができるのです。夜の時間がどうしてもルーズになる人は、こういったことをすべて後回しにしてしまいます。「いまやらなくていい」 「寝る前でいい」 「明日の朝やればいい」 といった調子で、結局、テレビやパソコンに向き合ってしまうのです。
つまり、自分から動いて一日に区切りをつける習慣がないのです。するとどうしても、寝るタイミングをつかめません。「まだ早い」 「まだ大丈夫だ」 と就寝時間を先延ばしにします。
体と頭を休め、一日の疲れを取るのが夜の時間です。そのかわり、ゆっくりと休めた夜は、翌朝のスタート準備を整えておきましょう。
自分にちょうどいい就寝時間を外さないためには、一日の区切りをつける必要があります。区切りというのは、「これでもう、眠るだけだ」というう段取りなり、手順を済ませることです。
問題は、その勉強時間をどう捻出するかということですが、わたしは早朝がベストだと断言していいと思っています。仕事が終わってから夜の時間に勉強するというのは、たとえば都心にある大学や大学院のサテライト・キャンパスに通学するようなケースを除いて、時間の管理がむずかしい場合が多いからです。
「ああ、中身の濃い時間だったな」と思うだけで、一日が有意義なものに感じられるから不思議です。同じことは普段の夜にもいえるはずです。
つまり、非常に大雑把な言い方をすれば、100点満点の80点で上出来、60点なら合格という日が多いのです。そのとき、取れなかった20点や40点に気を奪われると、暗澹たる気持ちになってしまいます。
その日一日のイヤなことは忘れる。考えても答えの出ないことはあきらめる。この二つのことが「寝る前の30分」にできた人はもう何も考えなくていいし、やがて眠ってしまうでしょう。
悩んでしまうのは「忘れる」 「あきらめる」が上手にできない人なのですから、そういう人のためにいくつかのアドバイスをさせてもらいます。
自分を客観視することで、こころのもやもやの原因を突き止め、気持ちを軽くする効果が確かにあるのです。
わたしは効率が上がらない夜はさっさと寝てしまって、仕事でも勉強でも、すべて朝の時間に片づけたり取り組んだりしていますが、実行してみると意外な効果に気が付くことが多いのです。まず、朝の自分の考えが驚くほど説教的になります。しかも明晰になるのです。
わたしたちはある年代をすぎると、自己管理に甘くなる傾向があります。
わたしは、会社勤めの最大のメリットは週末二日の休みがあることだと思っています。これはわたしにかぎらず、自営業や自由業の人ならだれもそう思うはずです。
たしかに心理学的には、機嫌のいい人、つまり認知の明るい人には周囲の好感や好意が集まりますから、そこからものごとがいい方向に向かっていくのは事実です。でもとりあえず、ぐっすり眠られた朝は機嫌がいい。これだけでも十分です。』

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