「朝4時起き」の超習慣術 (中島孝志著 ゴマブックス)
電子書籍で廉価で入手でき、読みやすかったです。
『彼だけではなく、欧米のビジネスパーソンはたいてい朝が早いのです。特にエリートは100%早起きです。朝から顧客と商談をしているのです。これがお互いの常識なのです。
今時、夜遅くまで遊んでいられる経営者はいません。率先垂範、経営者は鏡でなければなりません。だれよりも知恵をだし、汗をだし、働かなければならない。そんな姿に共鳴して人はついてくるのです。
「朝型」のメリットはたくさんありますが、整理すると次のような項目が浮かんできます。(1)仕事でも勉強でもスタートが早く切れる (2)アクシデントで中断しても、後で時間を取り戻しやすい (3)「朝いちばん」はアポがとりやすい (4)ラッシュ・アワーに遭遇しないで済む (5)夜の付き合いはアルコールなど、コストが余計にかかる (6)早朝はなんでも安い(逆に、夜は高い) (7)深酒や夜更かしなど、健康を害する機会が多い (8)テレビ番組でも、朝は勉強的な色彩が強い(夜は遊び、娯楽的である) (9)朝早く起きると一日が長い (10)朝は生産性が高い
眠たくなったら冷水で顔を洗うか足に針を刺しながら仕事をすればいいのでしょうか?いや、そんなことはしません。さっさと寝てしまうのです。いったん寝る。そして朝早く起きる。突発事故でも自分のリズムを崩さない。
早朝から仕事をすればすべて前倒しで進められます。先送りするか前倒しするかでは、まったく成果が変わってきます。先送りしていると仕事が溜まってしまいます。溜まるととくなことはありません。急な依頼にも対応できません。
生理学的にも人間は午後十時ころに寝て、「朝4時起き」をすることが心身ともに理想的なリズムなのです。
全世界どこの企業組織でも、もっとも重要なのは社内人脈です。あの実力主義一点張りのアメリカでもそうです。
乾いたタオルをしぼってコストを削減する時代です。発想を変えれば、まだまだ時間は作れるのではないでしょうか。・・・朝時間を勉強タイムに充てることがもっとも簡単な解決法です。
「1万という数字はマジックナンバーだ」と多くの有識者から教えられました。・・・「一万時間やればかならずその道のプロになれる。断言してもいい。5千時間、いや3千時間でも会社や業界で、その人ありと評判になる、と思う。たとえ千時間いや五百時間でも一目置かれるはずです。」 わたしもまったく同感です。
・・あえてたった一つこれだけは違う、ということをシンプルに表現すると、次の一言に尽きると思います。「成功できる人はいい習慣を持っているのに対して、成功できない人は悪い習慣を持っている。」
整理すると、成功する人は三つの習慣があるのです。(1)頭が柔軟で、いいことは何でも取り入れようとします (2)どちらが得でどちらが損かすぐに判断できます (3)いいことはすぐに行動に移します。
成功できない人は最後の「行動に移す習慣」だけが欠落しているのです。早い話が、「わかっちゃいるけどやめられない」ということです。
アドレナリンとコルチロイドのホルモンは夜明けとともに少しずつ分泌され、午前7時前後にピークを迎えます。午前0時から午前3時ころまでの分泌量は午前7時前後のピーク時と比較すると3分の1しかありません。ということは、もっとも困難な仕事は午前7時に取り組めばいいのです。もし、この時間の都合がつかなければ、セカンドベストは午前11時前後、あるいは午後3時前後です。
とにかく、「朝が楽しみだ!」と思える方法を自分なりに考えてみてほしいのです。』
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