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2015年3月19日 (木)

韓国人による沈韓論 (シンシアリー著 扶桑社新書)

韓国のでたらめ具合を指摘してくれており、初めて知ることも多くありました。同時に著者の祖国韓国に対する愛情も感じました。このような人が増えれば、日韓は普通に友好を深めて東アジアが中心となって世界を引っぱって行けるようになるのでしょうが、現状では絶望的です。そして、反韓感情をもつ若い世代の台頭により、韓国はどんどん日本にとってどうでもよい国になっていくことでしょう

『基本的に、韓国料理は「汁」を出すことを何より大事にしてきました。食事の際に、常にスプーンがないといけないのも、そのためです。

韓国民のほとんどは、船長や航海士などが先に逃げたことを見て、それは韓国社会の断面であると思いました。危機に直面すればこっそり逃げていく韓国社会の指導層、たとえば財閥会長や国会議員の姿と似ていたからです。

韓国のことわざに「家で漏れるバガジ(水を汲む道具)は外でも漏れる」というのがあります。駄目なやつは、どこにいてもやっていることは同じ、という意味です。・・韓国内部の韓国人同士の信頼も壊れつつあります。「不信社会」になりつつあります。不信社会とは、しなわち、構成員の「紐帯」が崩れているといういみであり、紐帯とは日本でいう「絆」のようなものであるがゆえに、社会構成員同士の絆が崩れているという意味であり、それはすなわち、嘘をつく社会、相手にだまされないために自分も嘘をつくことを「賢い生き方」であるt認識してしまう、恐ろしい社会を意味します。韓国がそうなりつつあります。

・・各種「嫌韓(あえてこう書きます)」書籍に共通している内容に、「反日思想は、韓国自分自身が隠し持っているさまざまな問題から、目をそらすためのものにすぎない」というのがあります。

一つは、法を、韓国の「威信(プライド)」を守るために盾として使っているからです。

地方選挙当選者の約35.8%が前科者だ、ということになります・・

・・「法より上」が多いことです。

韓国は何かを主張するときに「民間」「決議案」などを前面に出し、「韓国」という二つの字は後ろに隠すことが多いのです。万が一の時、韓国というブランド・イメージを守る為です。韓国のマスコミが反日記事を書くときに「日本のマスコミがこう言っている」「良心的な日本人たちはこう見ている」という内容を必死に書いている理由も同じで、他人の意見を引用し、「自分」は隠れるためです。

日本には賠償金おかわりを要求し、国内では賠償金払い戻しを要求し、無駄に忙しい韓国裁判所でありました。適用する基準がコロコロ変わりますね。なぜこのようなひずみが生じるのか。韓国には、「国民感情」という言葉があります。「先に、これは国民感情だ、と言った方が勝つ」は、どこかの国会議員の言葉で、・・

韓国の賃金労働者の37.1%は、勤続期間1年未満でした。37.1%の人が一年以内に仕事を辞めるか、またはクビになるといういみです(日本は7.3%)。10年以上勤続した人は、韓国17.4%(日本44.5%)。

昔も今も、現場で働く人は、韓国では見下されます。とりあえず大学に行って、昔の言葉で「文官」にならないと、人の上に立つ夢をかなえることはできません。・・就職したところで、高卒は基本的に人間として取り扱ってもらえません。そして、刀を持って戦う人たちがんぜあんなに階級が高いのかと、時代劇や映画を見るたびに、それが不思議でした。韓国では『武将』と言うと、あまり身分の高いイメージではないからです。武官など、文官の部下でしかないのです。大学に入れなかった現代の人も、剣で闘う昔の人も、何かの「失敗作」でしかないのです。「勝ち組」、「文官」様ではないからです。

どうして、変わることが出来ないのでしょうか。どうして、同じ問題が繰り返されてしまうのでしょうか。基本的に、『反省しない』からです。韓国社会は何か問題が発生した時、それについてのちゃんとした反省がありません。別の将に書いてある「責任を取ろうとしな」と「謝罪しようとしない」という韓国社会の風潮とそのままつながっているわけです。

1949年、韓国の李承晩政府は「国民保導連盟」というものを募集していました。もともとは共産主義からの転向者やその家族を再教育するための組織でした。しかし、各地域の行政機関に一定数以上を確保しろとノルマがあったようで、無理やり募集したという報告もあります。しかも、「あの名簿のサインすれば土地や食料がもらえるそうだよ」というデマのせいもあり、共産主義とは関係ない人たちも、かなりの数が保導連盟の加入者になっていたとも言われています。それから1950年6月25日、朝鮮戦争が起きてから、当時の李承晩政権は、国民保導連盟の加盟者や、思想関連で収監中の政治犯などを虐殺しました。ほぼ全員、民間人でした。たとえ転向者でも、署名しただけの人でも、とりあえず殺しとこう、という方針でした。虐殺された人の数は、20万人から120万人までさまざまな説がありますが、もっとも信頼できるのは1960年の遺族からの申告をまとめた報告書で、114万人です。・・つい最近まで、韓国はこの保導連盟事件だけでなく、ほとんどの朝鮮戦争関連の虐殺事件を「北朝鮮の蛮行だ」としていました。実は北朝鮮軍がやったもので、韓国は関係ない、とのことです。

1948年から数年間、済州島では「北朝鮮の煽動による蜂起を鎮圧する」という名分で、のちに「4.3事件」と呼ばれる民間人虐殺がありました。・・公式真相究明会ですらも「明らかにするのが非常に難しい」としながら、2万5千~3万人だとしています。ちなみに、1950年、当時の済州島の知事が発表した数は2万7千19人でした。

4年前、周近平主席(当時副主席)は、朝鮮戦争を「正義の戦争」だと称えました。2010年10月25日、中国軍の韓国戦争参戦60周年を迎え、朝鮮戦争参戦兵(中国兵)たちを集めての「抗米援助戦争参戦60周年座談会」でのことです。

韓国では最近、「ガップ(甲)」と「ウル(乙)」という言葉がはやっています。大企業など強者を甲、中小企業など弱者を乙と言います。・・韓国は序列を「必要以上に(この表現がぴったりです)」重視するため、力を持つ者と、それに寄生する者、踏み潰される者、そういう関係から派生する数々の問題が存在します。

皇后だったのにもかかわらず、記録にその名前がありません。閔(ミン)家の娘という記録だけです。女に名前などいらなかったからです。ミン・ジョミンという名前を主張する人もいますが、それはチョン・ピソク(鄭飛石)の小説に出てくる名前で、資料に根拠するものではありません。

現代になってからも、韓国社会が持つ「弱者」への攻撃は止まりませんでした。もっとも代表的なのが、障碍者たちを狙った人身売買事件、俗に言う『奴隷事件』です。

韓国では売春婦を雇う時に、前金を貸したりして「返せない仕組みの借金」を背負わせて「性奴隷」にするのがよくある手口です・・

・・事案が重くなればなるほど、韓国では、謝罪と言う行為が「弱者(自分より下)を決める一つの手段」になってしまうとしたら、みなさんはどう思われますか。・・もちろん事案によって差はあるものの、韓国でいう「謝罪」は、「自分が相手より下になること」です。

・・韓国人の序列意識は、歪みを極めています。競争意識はそう悪いものではありません。しかし、競争の結果で生まれた序列ならともかく、最初から序列しか考えていない競争なら、それがうまくいくはずはありません。

では、相手の序列を下げる最も手ごろな手段は何でしょう?それが謝罪です。謝罪をさせればいいのです。万事解決です。だから韓国人は、軽い事案に対してはそうでもありませんが、重要な案件であればあるほど、その結果に対して滅多に謝罪しません。下手に謝罪したら、自分の責任にされてしまって、自分の序列が下がるからです。

なぜ韓国は日本をここまで見下すのか。それは、日本が謝罪したからです。「謝罪してない。もっと謝罪しろ」という主張も、それをもっと確実にするためです。・・たとえそれが妄想の領域のものだとしても、「人類史上最悪の植民地支配」を、韓国が日本に対して行うこと。日本を弱者にすること。奴隷にすること。それが韓国の言う「謝罪」の究極の姿です。その日が来るまで、韓国の「謝罪」要求は終わりません。』

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