闇の穴 (藤沢周平著 新潮社)
久しぶりに藤沢周平を読んでみました。うーん、時間を忘れて読むことは出来ましたが、内容は今一つ、と感じました。人物に関する考察が浅いか、それほどの魅力のある登場人物自体がいなかったためか、どちらかでしょう。映画化された作品「小川の辺」もありましたが、私には、中途半端に感じられました。
『外は海の底のように静かでした。あんな静かな雪の夜なんて、もう沢山ですよ、旦那。あんな怖いものはありゃしません。あたしは眼を塞ぎ、両手で耳を塞ぎました。』
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