蟹工船 (小林多喜二著 青空文庫)
特に書き残したい部分はありませんでした。非人道的な扱いをする監督には、読んでいて怒りを覚えましたが、この行為は資本主義とは関係なく、彼の個人的な資質と、当時の民度にかかわるものにすぎないと思います。著者が、それを資本主義のためだと考えたのは大いなる勘違いです。おそらくこの本における残虐行為よりもひどいことが、今でも、資本主義国ではない北朝鮮や中国で行われています。小林多喜二やそのシンパのおおいなる勘違いに憐れみを感じます。
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