玄鳥 (藤沢周平著 文春ウェブ文庫)
武士ものの短編集で、どれも読後感爽やかなものでしたが、書き残したいと思った箇所は一か所だけでした。
『そしてそのむかしにかけられた理不尽な疑いも、すっかり忘れてしまうことはないにしろ、思い出して心を痛めるいうことは次第に少なくなった。それは年月にうすめられて、毒でも薬でもない、目に見えないただの気配のようなものに変わって、やわらかく孫六を覆い包んでいるだけだった。』
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