警視庁情報官 ハニートラップ (濱嘉之著 講談社文庫)
元警視庁警視が著者の小説です。第1作も面白く、いろいろ知るところが多かったのですが、第2作となるこの作品も初めて知ることの多い面白いものでした。もちろん、フィクションも多く含まれているのでしょうが、事実とそれほど遠くないだろうと推察しています。特に気にかかった部分は次の文章でした。
『・・・革命主義者と捜査員の対決は、表面的には100%相手を立てることが必要だった。これは決して迎合ではない。相手のフラストレーションを100%発散させる手段なのだ。公安捜査官の苦労はそこにあった。「没我」というよりも思考的敵対者の気持ちをどうやって安定させるかにあるのだ。自己の能力で相手を制圧しても何の意味もないことだった。』
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彼と毎朝、出勤してたとき
彼がまだ警察官だったころ
彼のネクタイを褒めたとき
「女性にもらった。」
というので、どこの女性かな?
と思ったら、
「毎朝、電車に一緒になった女の子が
一度、食事をして・・・・。
『結婚することになりました。』
って、言ってくれた。」
と。いうのだけれど・・・。
(そんなことある
何もなかった
あなたに限って・・嘘でしょ?)
と思ってしまった。
そのときは、朝から電車の中だったので、
聞き流したんだけれど。
そういえば、
銀座のホステスからもらった
紺色のネクタイも気に入らなかった。
可愛い新人を二人きりの食事に
誘うって噂も気に入らなかった。
衆議院会館の
議員秘書の若い女の子と浮気した話も
この人、本当に女好きだったんだと思った。
投稿: | 2012年2月 9日 (木) 21時58分