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2011年5月 2日 (月)

戦略の格言 戦略家のための40の格言 (コリン・グレイ著 奥山真司訳 芙蓉書房出版)

以前から読みたかった本をやっと入手し、早速読み始めています。まだ読了していませんが、書き記したいことばかりできりがありません。とりあえず、このブログには、40の格言のみを記しておきます。

『1 最も重要なのは戦争の「コンテクスト」である。

2 戦争は平和につながり、平和が戦争になることもある。

3 戦争をするよりも平和を形作る方が難しい。

4 戦争は効く! しかし意図しなかった結果や不測の事態は常に発生する。

5 平和と秩序は自律的なものではなく、誰かによって維持・管理されなければならない。

6 政治体だけではなく、社会や文化も戦争と平和の形を決定する。

7 理性は戦争の上に君臨しているが、激情と偶然はそれを支配しようと脅かす。

8 戦争には戦闘行為よりも多くのことが含まれている。

9 政策は確かに王様であるが、その王様は戦争の本質や性格については無知であることが多い。

10 戦争は常にギャンブルである。

11 戦略にかんする知識は致命的に重要だ。戦略研究の炎は灯し続けられなければならない。

12 戦略は、政策や戦術よりも難しい。

13 まずい戦略は致命的だが、同じことは政策や戦術にも言える。

14 もしトゥキディデス、孫子、そしてクラウゼビッツが語っていなければそれはおそらく語る価値のないものだ。

15 今日の「流行の戦略コンセプト」は明日になると陳腐化するのだが、それはいつかは再発見、再利用されて「新しい真理」として啓示される。

16 敵も決定権を持っている。

17 「時間」は、戦略の中でも最も容赦のない要素だ

18 「摩擦」は避けられないものだが、必ずしも致命的なものではない。

19 全ての戦略は「地勢戦略」だ-地理は根本的な基礎である。

20 戦略の全てが軍事に関することではない。

21 不可能なものは不可能だ。まだ解決法が見つかっていないのは「問題」そのものではなく、その状況を作っている「条件」のほうだ。

22 人間が最も重要である。

23 軍事力は政治における最後の手段だ。

24 軍隊の優秀さは、戦争における活躍によってのみ証明される。

25 軍事面での優秀さも戦略の成功を保証できるわけではない。

26 戦闘での勝利は戦略的・政治的な成功に必ずしもつながるわけではないが、戦略・政治面での敗北は確実に失敗につながる。

27 戦争で大切なのは火力だけではないし、敵は単なる標的のまとまりではない。

28 ロジスティクスは戦略的チャンスの裁決者である。

29 苦しいときはまたやってくる。

30 外には常に暴虐者や悪者、ならず者、そして愚か者がいるが、内にも害を及ぼしてくる奴らがいる。

31 超大型の脅威は必ず現れる。

32 慎重さというのは、国家運営と戦略における最高の美徳である。

33 戦争史では善意が罰せられる。

34 防衛費は確実なものであるが、そこから得られる安全保障上の利益は不確実で議論の余地が残るものだ。

35 軍備はコントロールできるかもしれないが、「軍備管理」はコントロールできない。

36 本当に重要なものは変化しない。近代史は「近代的」にあらず。

37 歴史は何かを証明するために乱用されることもあるが、それでも未来を見通すために我々に残された唯一のものだ。

38 未来は予見できるものではない。今日にとっての「明日」ほどすばやく過ぎ去るものはない。

39 サプライズは避けられないが、それが及ぼす影響は防げる。

40 悲劇は起こる。 』

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